RICOH ANASTIGMAT 1:3.5 f=80mm

Album6:  ジャンクのRICOHFLEX MODEL IVのテイクレンズを取り出して,M42マウントに改造したもので撮影。この時代のリコーのカメラのレンズには,あの富岡光学製のレンズが使われていたかもしれない(今では確認するすべはほぼない)ロマンもあって,興味はつきない。RICOHFLEX もよく写る二眼レフだった。

 

RICOH ANASTIGMAT 1:3.5 f=80mmは,3群3枚構成

https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/ricoh-filmcamera/cameralist/flexVI.html

 

3枚玉は立体感のある描写をする,とも言われることがある。

これまで使ったレンズのなかで,一番好きな描写なのが,いま思えば,

ローライコードのトリオター(Triotar )だったかもしれない。

 

そして,RICOH ANASTIGMAT,3枚玉,しかも富岡光学,かもしれない。

これはロマンだろう,

というこでデジにRICOH ANASTIGMAT 1:3.5 f=80mmをつけて撮影。

デジ,ここで現実に戻ってしまう。

今さら高価なブローニーのフィルムを買って自家現像で暗室プリントする根性はない。

 

あいにく今日は暗い曇天のさえない光線具合。冬至。

かなり悪いコンディションだったが,

デジで撮っても古い二眼レフの中判レンズで撮ったような雰囲気の画像の気がした。

サイズの小さな35mm判フィルム用に,ガツガツと解像度やコントラストを上げたレンズとは,

やはり違う描写かもしれない。当倍以上に拡大してみれば,

35mm判レンズ(優れたものの場合)よりも解像力が劣っているのはわかるが,

ギリギリまでエッジを立てた解像,とは違った雰囲気が確かにある,

と思いたい。(wakira)