LEICA SUMMICRON-M 35mm F2 (7枚玉)

Album7 & Album8:  ズミクロン 35mm F2の第4世代という分類になるだろうか。6枚玉をひとくくりにして第三世代と分類されている場合もある。ズミクロン 50mm F2の第三世代と文字その他のデザインが類似なので,第三世代という括りのほうがわかりやすい気がする。先日久しぶりにレモン社に行ったら,やけに高価なレンズになっているのに驚いた。Webで見ても,以前の3倍前後の価格になっている。

 

シャープな写真が撮れて当たり前のレンズなので,撮っていて意外性を楽しむことはできず,かえって良く撮れなかったときに自分が悲しくなるレンズ,かな。勝手にプレッシャーを感じてしまう自分がバカみたいだ。脱力系の写真は決して撮れない。

 

でも,ミラーレスとマウントアダプターで,各社一眼レフのレンズを使えるようになり,場合によっては数千円のレンズでズミクロンに遜色ない写りの場合もあり, 写真を撮るということだけで言えば,ライカのレンズである必要はまったくないように思う。

ただ,そのモノとしてのデザイン性趣味性や,撮っているときに幾多の伝説を思いだしながら自己満足的な撮影に浸れる点では,LEICAのレンズにはとてもかなわない。

やっぱり,新年最初のスナップ撮影に持ち出すのは,ズミクロンだったりする。

カメラオタクって,なんてバカな生き物なんだろう。(wakira)